ものの見方

「ものの見方」について

視覚に関する研究が進んでいる。我々は世界を「ありのまま」に見ていると思い込んでいるが、実際はそうでもないらしい。簡単に言えば、バラバラになったジグソーパズルを脳で統合し直していることが明らかになってきた。例えば、上下が逆さまに見える眼鏡を…

微小なマグマがネットワークをつくり爆発に至る

ところで、火山活動を起こすマグマの成り立ちについて述べてみたい。マグマとは、地下深くで生まれる溶融状態の物質のことをいう。高熱・大量のマグマが一体となって上昇し、地上に噴き上げる現象が噴火である。そうしたマグマは、どのように発生するか。 何…

登山は、敢えて「困難に挑もう」とする文明人の行為

単に「生きている」だけなら、わざわざ苦しい山登りなどする必要はない。登山は、敢えて「困難に挑もう」とする文明人の行為であり、「不可能を征服すること」(フランスの登山家ヤニック・セニュール)である。いわゆる原始人は、「狩り」はしても「登山」…

さて、今日は満月でもあり、暑い日が続いているので、ここで涼しい「月」の話をさせていただきたい。 月といえば、よく戸田先生は“月光を浴びながら、人生や哲学、未来を、夜中まで語り合い、論じ合ってこそ青春である”と言われていた。 ともあれ、地球の衛…

松の意義

SGI会長●ところで、画伯が2年前、贈ってくださったのは「松」の絵でした。この「松」は、私ども仏法者にとっても、ひときわ深い意義があります。仏法には「松は霜が降りて、他の木々が枯れたあとに『木の王者』として風格を現す」との言葉がある。 更に仏法…

“発想の転換”は“一念の転換”

よく発想の転換ということが言われる。人類の進歩は、絶えず発想の転換、もしくは新しい着眼点を発見しつつ、それを起点としてなされてきたといってよいと思う。 科学の世界においても、近世においても天動説から地動説へと変転したのも、また20世紀において…

人の苦悩に対して想像力を広げることから「同苦」は始まる

題目をしばらく唱え、鈴(りん)を叩いて御観念文に入ろうとすると、伸一の背中に、ゴツンと後ろにいた青年の頭が当たった。 視覚に障害があることから、伸一との距離がつかめなかったのである。 頭をぶつけた青年は、慌てて後ずさりし、恐縮して小さくなっ…

日月調和の時代

さて、今日は満月でもあり、暑い日が続いているので、ここで涼しい「月」の話をさせていただきたい。 月といえば、よく戸田先生は“月光を浴びながら、人生や哲学、未来を、夜中まで語り合い、論じ合ってこそ青春である”と言われていた。 ともあれ、地球の衛…

ドアの開け方ひとつで、その人の悩みがわかる

仏法は最高の生活法です。戸田先生の質問会は、まさに庶民を救う“智慧の道場”でした。病気や失業から借金苦、夫婦喧嘩まで、あらゆる人生の苦悩に、信心の大確信でずばりと核心を衝(つ)いた指導をされていた。先生の激励で、参加者はみるみる生気を取り戻…

二つの顔をもつ“万里の長城”

万里の長城の建設。そこにみられる「民を守る長城」という理想と、「民を苦しめる長城」という現実――この深刻な落差に民衆の悲劇があった。 次元は異なるが、私どもは一生成仏のために仏道修行をしている。また、世界の人々の幸福のためにも、広宣流布を進め…

有り難きこと

現在では感謝の意を表す「ありがとう」という言葉の語源は、ご存じの通り「有り難し」。「有ることが難しい」「滅多にない」という意味。 御書にも数多く「有り難き」と出ている。一眼の亀が浮木の穴に入る喩えなどはその象徴ともいえようか。 念仏真言等の…

「内外」考

さて、「内と外」について考えてみました。 「内外」という考え方があるから、そこに「敵と味方」という発想が芽生えてくるのも自然でしょう。 「内外」という考え方はいつからできたのか。これは、人が共同体として生活を開始してからだと思います。共同体…

変化

北国の厳寒に凝結した、“氷の輝き”ともいうべき「氷柱(つらら)」から、ある日、ある時、滴(したた)り落ちる「一滴の水」があります。 氷柱(つらら)は、一度には溶けません。しかし、その最初の一滴が、春の訪れを告げるのであります。 【モスクワ・国…

ケンブリッジ大学

(ケンブリッジ大学の質素な寮を見学して) 豪華な部屋から英知は生まれないことを知った。また、リーダーも生まれないことを知った。 【1972-05-07/『創立者の語らい』創価大学学生自治会編 1990-05-03発行】 創大開設にあたり、ケンブリッジ大学等を見学…

科学するものに正邪あり

科学そのものには正邪はないが、科学するもの、科学を操作するものの生命状態には、あきらかに正邪がある。その生命の状態、ある瞬間の一念が、原水爆の悪魔的災害さえも生むのである。時代は、一念の狂いが、人類の絶滅さえ起こしうるところまできてしまっ…