クリシュナムルティ

監獄の壁、環境の制約

あらゆる人は邪魔をされ、彼自身の分離状態を意識して、環境の中で、環境を通じて行動し、それに戦いを挑み、情況を調節し、部分的に修正し、変えるために途方もない努力をするのです。それがあなた方全員がしていることなのではないでしょうか? あなた方は…

祈りのメカニズムは機械的な結果をもたらす

シュアレス●あらゆる宗教は、神、宇宙など――その呼び名が何であれ――あるより高い実在物と交感するための祈りやなんらかの黙想(瞑想)の方法について話します。あなたの宗教的活動はいかなるものですか? あなたは祈りますか? クリシュナムルティ●神聖な決…

不安の表れ

「自分の信仰することを繰り返し主張することは不安の表れである」ジッドゥ・クリシュナムルティ 【「神はいない?」偉人たちの無神論的な50の格言】

心理的、内面的な依存

わたしたちの教育、生き方、伝統などには、誰かがほかの誰かに何かを与えることができるという考えがしみついています。イエスはあなたに救済の手を差し伸べることができる。あるいは、グルはあなたを救うことができる。あるいは、妻はあなたを助けることが…

創造的な不満

君たちは動きもなく、とても静かに坐ったことがありますか。やってごらんなさい。背筋をまっすぐにして本当に静かに坐り、自分の心がしていることを観察するのです。制御しようとせず、ある考えから他の考え、ある興味から他の興味へと跳んではいけないと言…

先入観

何らかの信条に固くすがりついているなら、君たちはその特定の先入観や伝統によってあらゆるものを見るのです。現実との接触を持ちません。君たちは、村の女性が重い荷物を町に運んでいるのに気づいたことがありますか。それに本当に気づくとき、君はどうな…

利他という名の自己満足

あなたは言うかも知れません。自分自身のことを考えるより、他の人を助ける方が満たされた気分になると。違いは何ですか? それは依然として自己関心です。他の人たちを助けることがあなたにより大きな満足感を与えるとすれば、あなたは自分により大きな満足…

宮田論文に関する覚え書き 8/五百塵点劫に関する考察

宮田論文に関する覚え書き 1 宮田論文に関する覚え書き 2 宮田論文に関する覚え書き 3 宮田論文に関する覚え書き 4 宮田論文に関する覚え書き 5 宮田論文に関する覚え書き 6 宮田論文に関する覚え書き 7 宮田論文に関する覚え書き 8 宮田論文に関する覚え書…

正気とは

なにが正気で、なにが狂気だろう? だれが正気で、だれが知っているだろうか? 政治家は正気だろうか? 聖職者たち、彼らは狂っていやしないか? イデオロギーに専念している人たちは正気だろうか? 私たちは彼らに操られ、型にはめられ、小突きまわされてい…

目覚めさせてくれる人

私たちは、目覚めさせてくれる人がほしいのです。啓発者がほしいのです。導き手がほしいのです。振るまい方を私たちに言ってくれる誰かが、ほしいのです。愛は何であるのか、何を愛するのかを私たちに言ってくれる誰かが、ほしいのです。私たちは自分自身で…

宗教的精神と宗教を信じる精神は異なる

宗教的精神と、宗教を信じる精神とは、まったく別のものである。宗教的精神は、その社会の文化から心理的に自由である。すなわち、いかなる形の信仰からも、また経験や自己表現への欲求からも自由である。人間は長い歳月をかけて、信仰することによって神と…

野心的な人間は怯えている

失敗してみたらどうですか。発見してみたらどうでしょう。ところが恐れている人はいつも「正しいことをしなくては。人から立派に見れらなくては。あいつは何者だとか、とるにたりないやつだなんて世間からばかにされてはならない」などと考えるのです。そう…

私たちの自分自身への関係が世界をつくっている

あなた方と私がもつ関係の仕方――自分の脳に対する、自分の財産、お金、仕事、セックスに対する関係の仕方――これらの関係が、直接この社会をつくっています。60億の人々によって織り成される、私たちの自分自身への関係が、世界をつくっています。私たちめい…

自由と束縛

自由を達成するためには、どんな組織にも、どんな宗教にも加入する必要はない。なぜならそれらは人を縛り、限定づけ、あなたに崇拝や信条の特定の型を押しつけるからだ。もしもあなたが自由に憧れるなら、私がそうしたように、どんな種類の権威に対してもあ…

条件づけられた反応

クリシュナムルティ●私たちの反応が、どれほど深く条件づけられているかを、私たちは見てきました。関係を超えても〈私〉はあるのかという問いは、これらの条件づけられた反応から自由でないかぎり、思弁的なものになります――それがわかりますか。ですから、…

間違った同意と黙従

間違った同意と黙従が凡庸さを生み出すのです。が、もし精神の真の反抗と、愛情と理解を持とうとする大いなる願いがあれば、その時には凡庸な精神を克服することができるのです。精神を大いなる反抗の状態に導くことがあらゆる人の義務だと、私には思われま…

凡庸な心は決して反逆しない

凡庸な心は、決して反逆しない。それは政府に、両親の権威に服従する。一方、真実を求めている者は、本質的に世間体や利欲や権力を求める野心に基づく社会に対して、反逆している。彼は社会と衝突しないが、社会は彼と衝突している。社会は決して彼を受け入…

依存心と権威の関係

クリシュナムルティ●私たちのほとんどは、頼るべき人、励ましてくれる人、私たちに「よくやっているね。これからもしっかりがんばりなさい」と声をかけ、怠けていたら少し後押しをし、無関心になっていたら発奮させ、眠くなったら揺すり起こしてくれる人を求…

宗教は組織化された信念ではない

宗教は組織化された信念ではありません。宗教は真理の探究ですが、それはいかなる国のものでも、いかなる組織化された信念のものでもなく、それはいかなる寺院、教会、あるいはモスクの中にもありません。真理の探究なしには、いかなる社会も長くは存続でき…

色=ヴァルナ=種姓

サンスクリット語で本来〈色〉を意味する〈ヴァルナ〉は、インド・アーリア人がインドに侵入したとき、皮膚の色が支配者(白)と被支配者(黒)の区別を示したために、〈身分〉〈階級〉の意味を持つようになった。 【『リシバレーの日々 葛藤を超えた生活を…

ニューエイジを定義する

学会幹部の資質として「雄弁」が問われた。そう、昔の話だ。組織は既に指導者を必要としていない。このためリーダー役は打ち出しを正確に落とすことと、トラブルを未然に防ぐ調整能力があれば誰でも務まるようになった。ま、スポークスマンといったところ。…

ルドルフ・シュタイナーとクリシュナムルティ

ドイツにおけるベサント夫人の同僚の神智学徒としてよく知られていたルドルフ・シュタイナーはT・S(※神智学協会)は「東洋化」されつつあると感じ、少年クリシュナムルティを何らかの霊的重要性を持った存在として認めることを拒んだ。彼は離脱し、彼自身の…

野心を持つ人は自滅している

そこで、野心を持つ人は自滅していないでしょうか。野心の良し悪しを問うのではなく、これが最初に見出すことなのです。まわりを見て、野心を持っているすべての人を観察してごらん。君は野心を持つとき、どうなりますか。君は自分のことを考えているでしょ…

みずからの歪んだ姿に世界は対応

苦悶する心、打ちひしがれた心、すべての混乱からの脱出を希求する心、外的世界を否定し戒律と服従によって不活発になった心──このような心の持主はどんなに長期間にわたって求道の生活を続けたとしても、とどのつまりはみずからの歪んだ姿に対応するものし…

真の威厳

威厳(ディグニティ)は非常に稀なものです。尊敬を受ける役職(オフィス)または地位(ポジション)は威厳を与えます。それはコートを着るようなものです。コート、衣装、地位(ポスト)は威厳を与えます。肩書または地位は威厳を与えます。が、人間からこ…

樹との関係

夕刻に向けて、西空が沈みゆく日の光を受ける頃、その樹はしだいにくすみはじめ、暗くなり、それ自体の中に閉じこもってしまう。空は赤、黄、緑と変わるが、樹は静まり、隠れ、夜の眠りに入る。 もしその樹と関係を持てば、人間との関係も持てるだろう。その…

私たちは「誰かが私を助けに来てくれる」と思っているので切迫感を持たない

ジェイコブ・ニードルマンはサンフランシスコ州立大学の哲学教授。 クリシュナムルティ●ごく単純にさせてみましょう。かりに、もし本もなく、グル(※導師)も教師もいなかったら、どうされますか? あなたは迷い、混乱、苦悶している。どうされますか? 誰も…

理想という鋳型

理想が何を含意しているかは明白です。教師が理想を追求しているとき、彼は生徒を理解することができません。なぜならそのときには、未来――理想――のほうが生徒――現在――よりもはるかに重要になるからです。彼は正しいと思われる一定の目的を心に期し、そして…

感応

思考が秩序立ってきちんとし、明確であることは、それ自体ではあまり重要ではありません。しかし、敏感で、深く感じて、永続的な内的革命の状態にある人には重要になるのです。もし君が貧しい人のさだめや、豊かな人の車が通るときに埃をまともに被る乞食に…

即時の理解

私たちがお互いに考えていることを相手に伝達することは、相手のことを非常に良く知っている場合でも、きわめて難しいことです。同じ言葉でも、「私」と「あなた」は違った意味で使っているかもしれません。理解というものは、私たち、つまり私とあなたが、…