史観

「自己満足」に衰亡の因

ところで、15〜16世紀の大航海時代に、なぜヨーロッパが歴史の主役となり得たのか。 アラブや中国は当時、ヨーロッパより文化的にも栄えていた。ずっと優れた航海技術を持っていた。それなのになぜ、これらの文明先進国は、後進国のヨーロッパに後(おく)れ…

「冒険」とは「自己実現」であり「自己表現」

歴史上のかつての“航海”は、むしろ多くの悲惨と争いをもたらした。悲しい、残酷な歴史であったといってよい。 だが、私どもの旅は、反対に「平和」と「文化」を運びゆく大航海である。しかも、今や世界的視野に立って行動すべき段階に入った。 そこで必要と…

衰亡の要因は急激な膨張に

さて、話は戻るが、ポルトガルはこうして「海の覇者」「時代の勝者」となった。南米(ブラジル)からアジアまで広がる大帝国をつくり上げた。日本にも、いわゆる南蛮文化をもたらしている。 しかし、その繁栄も長くは続かなかった。それは何が原因であったか…

歴史を知る者は未来をも知る

現実の激しい変動とともに、人々の意識、世界観が揺れ、生まれ変わる。そうした歴史の転換期は、これまでも人類史に何度か訪れた。 その一つが、約500年前、15世紀末に始まる「大航海時代」である。アメリカ大陸発見(1492年)、インド航路発見(1498年)、…