声と耳の関係

さて、「声仏事を為す之を称して経と為す」とは、私どもがしばしば口にする文である。仏法の大切な法義の一つを示す要文といってよい。しかし、聞いてわかったつもりでいても、自らその深い意義を掘り下げ、自分のものとして理解している人は少ないのではな…

「新しき生命」は「新しき声」を伴う

さて、「声仏事を為す」という。この「声」という力用については、いずれ、じっくりと論じるつもりであるが、過日、創価大学大学院出身の優秀な記者が、そのことについて興味深い話をしていた。それは、次のような話であった。 ――島崎藤村は、『若菜集』など…

確信ある信心は勤行の声の響きに表れる

確信ある信心は、勤行の声の響きや、歯切れのよい口調にあらわれてくる。声が極端に大きかったり、その反対に、小さすぎたり、言葉が、はっきりしなかったりするのも、その人の信心のあらわれである。全ての根本となる勤行は、常に正確に行わなければならな…

随自意の声で名指揮を

本日は、まず指導者の要件の一つである「声」について少々触れておきたい。「声仏事をなす」との意義については、これまでも述べてきたし、更に、経論の上から、また、現代諸科学の上から、折を見てきちんと論じておきたいと思っている。 仏法では、この娑婆…

ドゴール

先ほど、「声」のもつ力について触れたが、ドゴールは、そうした「声の力」の偉大さを最も鮮明に証明した人物の一人でもあった。 第二次世界大戦のさなか、「戦いはこれからだ!」と彼は叫ぶ――それは、ラジオ放送を通じてのことだった。 1940年6月、ヒトラー…