時間論

密教と本覚論

密教を様式化と捉えれば、それを社会化と読み替えることも可能だろう。ただし東洋的なエートスからすれば、制度よりも礼儀に比重が傾くべきだと私は考える。— 小野不一さん (@fuitsuono) 3月 10, 2012 本覚論を修行論ではなく時間論として捉え直す必要がある…

仏教の時間観

仏教の時間理解は基本的に現在指向である。それは前世も来世も説かなかったブッダの現世指向に起因するものらしい。転生説を容れるとしても、それは円環時間観の存在を示すことにならない。転生が、計測される同一の時間軸の上に起こるものとされていないか…

時間と空間の明確な違い

ところが、全てのものが内から見えるわけではない。同時に、内からでないと見ることができないものがある。それが意識である。では“意識”とは何か――。意識とは、量ではなく質である。瞬間瞬間に、それ自体に独自の性質をもっているものである。しかもそれは…

宮田論文に関する覚え書き 7

宮田論文に関する覚え書き 1 宮田論文に関する覚え書き 2 宮田論文に関する覚え書き 3 宮田論文に関する覚え書き 4 宮田論文に関する覚え書き 5 宮田論文に関する覚え書き 6 宮田論文に関する覚え書き 7 宮田論文に関する覚え書き 8 宮田論文に関する覚え書…

永遠は存在しない

「安易な言葉づかいを戒めるシリーズ」の続きである。エ? そんな連載がどこにあったって? ま、私の気分が何となくそういうノリだってことでご理解してもらおう。 永遠は存在しない。観測する人、あるいは変化する物がなくなった時点で時間は消失する。永遠…

あれこれ

◎無意識とは、自覚のないまま刷り込まれた文化・伝統・価値観などの条件づけである。 ◎イメージは過去であるがゆえに、思考もまた過去である。そして、生は現在を流れる。 ◎過去のイメージを思い描くのは記憶の回想であって、観心ではない。 ◎如々として来り…

人間が知覚しているのは0.5秒前の世界

もっと言っちゃうとね、文字を読んだり、人の話した言葉を理解したり、そういうより高度な機能が関わってくると、もっともっと処理に時間がかかる。文字や言葉が目や耳に入ってきてから、ちゃんと情報処理ができるまでに、すくなくとも0.1秒、通常0.5秒くら…

時間に関する考察

全然まとまってないのだが、忘れないうちにメモしておく。 過去と未来と現在とは三なりと雖も一念の心中の理なれば無分別なり(562頁) 時間について調べている中で見つけた御文。これは凄い。 「夫れ仏法を学せん法は必ず先づ時をならうべし」(256頁)と撰…

絶対時間は存在しない

ニュートンの運動法則は空間内の絶対的位置という概念にとどめをさしてしまった。一方、相対論は絶対時間を排除してしまった。そこで何が起こるか、双児を例にとって考えてみよう。双児の一方が山の上に移り住んでおり、もう一方は海辺にとどまっているとす…

諸君は永久に生きられるかのように生きている

どんな人でも自分の地所をとられて黙っている者はないし、また領地の境界について、たとえ小さなもめ事が生じても直ちに投石や武器に訴える。だが、自己の生活のなかに他人が進入することは許している。いや、それどころか、今に自分の生活を乗っ取るような…

キリスト教と仏教における時間観の相違

そうした両者の根底にある相違とは何か。これは、表現することが非常に難しいが、あえて一言で述べるとすれば、両者とも、すでに述べてきた「存在の負価性」というところから出発しながら、 キリスト教……現象世界を「超越」の方向につきぬける (→超越的な視…

永遠に関する考察

っていうのは真っ赤な嘘。考察なんかしてないよ。本を読んで少しばかり閃(ひらめ)いただけの話だ。かようにして人は自分を飾り立てる。 失礼。明けましておめでとうございます。謹んで新年のお慶びを申し上げます。牙城会の諸君には「賀正」と言っておこう…