油断

安全なところで怪我をする

「徒然草」の第109段には、有名な“木登り”の話がある。 木登りの名手が、木から降りてくる人に対して、高い所にいる時でなく、地上に近づいてから、注意を促した。 「私が『この程度の高さまで降りたからには、飛び降りることもできるだろう。それなのに、な…

「自己満足」に衰亡の因

ところで、15〜16世紀の大航海時代に、なぜヨーロッパが歴史の主役となり得たのか。 アラブや中国は当時、ヨーロッパより文化的にも栄えていた。ずっと優れた航海技術を持っていた。それなのになぜ、これらの文明先進国は、後進国のヨーロッパに後(おく)れ…

わずかな心の隙が魔の跳梁を許す

つまり、太田親昌(ちかまさ)や長崎時綱の二人の退転は、彼らが駿河の中心者であった高橋六郎兵衛入道と感情的なもつれがあり、そこを行智らにつけ込まれたものと考えられる。 感情のわだかまりから生まれた、わずかな心の隙(すき)。そこに、すかさず入り…