社会

『人生問答』池田大作、松下幸之助

新しい「恩」の考え方 池田●仏教のなかには「恩」という考え方があります。こうした考えは現在では古い封建道徳の遺物であるとして排斥されていますが、「一切衆生の恩」を説いているように、たんなるタテの主従関係を強いるものではなく、もっと社会への広…

一日の生活は朝が勝負

社会へ雄飛する諸君の将来にとって、「現実」の課題となる点を語っておきたい。 それは第一に、会社勤め等にあって「遅刻をしてはならない」という点である。何回も話したことだが、簡単なようで難しいことなので、改めて申し上げておきたい。 私は10年間、…

“発想の転換”は“一念の転換”

よく発想の転換ということが言われる。人類の進歩は、絶えず発想の転換、もしくは新しい着眼点を発見しつつ、それを起点としてなされてきたといってよいと思う。 科学の世界においても、近世においても天動説から地動説へと変転したのも、また20世紀において…

日月調和の時代

さて、今日は満月でもあり、暑い日が続いているので、ここで涼しい「月」の話をさせていただきたい。 月といえば、よく戸田先生は“月光を浴びながら、人生や哲学、未来を、夜中まで語り合い、論じ合ってこそ青春である”と言われていた。 ともあれ、地球の衛…

犯罪は地獄

世界的に犯罪が多くなり、アメリカや日本、そして世界の“理想郷”といわれたマイアミにも犯罪が増加していることを私は憂う。犯罪は地獄である。不幸である。アメリカのある高校では約7割の生徒が麻薬(マリファナ)を吸っているとの話を聞いた。麻薬によって…

臓器提供について

小野不一 仏法上、臓器提供については、どのように考えればよいのでしょうか? 昔、「遺体を損してはならない」というような文章を読んだような記憶があるんですが……。 以前、先生が書かれた「脳死論文」(『東洋哲学研究』)では、特に「やれ」とも、「やる…

「化儀」とは社会への応用

化儀の“化”は応用です。“化学”の“化”は化ける方ですが。今、仏法の立場からは“形式”をいうわけです。制度とか政治になります。結局は、社会を意味することになるのです。 【四国第一本部地区部長会 1964-01-16 四国本部広間】 「化儀」が形式を意味するのは…

現代社会は「主師親」崩壊の時代

仏法上、こういうことも言えるのではないだろうか。現代は、「主師親」の崩壊の時代であるということです。これは何も封建的な道徳観をいうのではなく、人間の向上を促すものとして展開すれば、「主」というのは社会的人間関係、「師」というのは教育的人間…

学会の代表という責務に立て

ここで、戸田先生のご指導を紹介したい。 先生は言われた。 「外へ出れば、一人であっても学会全体を代表しているのである。個人ではない。学会の代表という責務に立たねばいけない」 この自覚が大切だ。 また先生は、「貧相な姿では、立派な外交の仕事はで…

常識豊かな振る舞いと幅広い社会性が大事

社会性をもち、常識豊かなことが必要であります。一般の人は、信心は別問題として、常識豊かな、社会性のある学会員の行動を見て感心し、納得するのです。いきなり仏法の深遠な哲学についてくるものではありません。まず、“あの人は親切だった。よく、かばっ…

教義上の妥協は寛容に非ず

宗教の教義、信仰の上での誤りを追及し、それを正してゆくということが最高の慈悲であります。すなわち、教義上の寛容・不寛容と、その人を救ってゆうという上での寛容・不寛容とは、全く別の問題であります。そればかりではなく、教義の上では妥協せず、純…

“精神の戦国時代”の到来

また、個人だけにとどまらず、いかなる団体にせよ、時代の急速なテンポについてゆけないところは、みるみる淘汰され、消えてゆく時代である。古き思想、古き表現もまた同様である。 その意味で21世紀は、あらゆる団体が生き残りを賭けた“新たな戦国時代”とも…

グローバル・スタンダードを目指せ

さて、現代はまさに、目まぐるしい「変化、変化」の時代である。思想であれ、技術であれ、流行であれ、数年前の「新」は、たちまち「旧」となり、精彩を失う。この傾向は21世紀に向かって、ますます強くなっていこう。 ものの見方や価値観も多様化し、旧来の…

“流行の捕虜”“流行の奴隷”となるな

ここで流行について、少々申し上げておきたい。 一般的に、社会で暮らす私どもが、流行と全く無縁でいることは不可能であろう。諸君も、アイドルの流行(はや)りの歌に心を躍らせ、また、流行のファッションなども気にしている人が少なくないと思う(笑い)…

地域と職場で信頼を勝ち取れ

第二にお願いしたいのは、隣近所を大事にしていっていただきたいことです。もはや今日は、創価学会即社会であり、何も学会だけが特別な社会ではない。信心している家庭と、そうでない家庭との間に、決して断絶をつくってはなりません。人間の心は微妙です。…

“内から外へ”の方向性

一流のリーダーは緻密(ちみつ)である。大言壮語なら誰にでもできる。他の人が気づかない、それでいて切実な「急所」というべき点に目をとめ、一つまた一つ、仕上げていく。そこに懸命な責任感のあらわれもある。 ともあれ大切なのは、着実に内を固めること…

“生きた言葉”の交流を

“魂なき情報”が、いわば洪水のごとく流されているのが現代社会である。そうであればあるほど、肉声による“生きた言葉”の交流が、どれほど社会を健全に支えていくか。私どもの「座談会」の意義の一つもそこにある。 【江東・墨田・荒川区青年部各部合同の集い…

社会から必要とされる宗教のあり方

博士は更に、「宗教が社会にとって価値ある存在であり続けるためには、その宗教が持っている本質的な部分(教義・精神)の掘り下げとともに、時代の動向(時代性)を鋭く見抜き、その時代に最も適した形で教えを説き、展開していく努力が要求される。 時代は…

融合と迎合は異なる

個人の付き合いには、細かい点に気を使うことも必要だが、対社会の問題については、学会は悪口雑言の中で、今日まで発展してきたのである。あくまで随他意ではなく、随自意でゆかねばならない。 外部の雑音にわずらわされず、確信をもって邁進(まいしん)し…

社会の動きに鋭敏であれ

創価学会は当然、宗教団体でありますが、もう一歩深くいえば、単なる宗教儀式を行なうための宗教団体であってはならない。あくまでも日蓮大聖人の仏法哲学をもって、人々の不幸を解決し、現代社会を救うための宗教団体である。すなわち、宗教の理念を社会に…

「内外」考

さて、「内と外」について考えてみました。 「内外」という考え方があるから、そこに「敵と味方」という発想が芽生えてくるのも自然でしょう。 「内外」という考え方はいつからできたのか。これは、人が共同体として生活を開始してからだと思います。共同体…

宣伝の時代

現代は「宣伝の時代」である。どんなによいものであっても、宣伝していかなければ、現実に広く価値を生み出すことはできない。 だからこそ、私たちは、人間主義、文化主義、平和主義の希望のメッセージを一段と力強く発信してまいりたい。 【関東最高協議会 …

「新鮮さ」の魅力で新時代を開け

時代の波は急速に動いている。その中で、来(きた)る21世紀に誰が勝つのか、誰が新世紀を手中にするのか。今、生き残り(サバイバル)を賭けた熾烈(しれつ)な戦いが本格化している。経済界しかり、財界しかり、文化の世界も同様である。また、国も、団体…