縁起

『「太陽の世紀」へ 地球市民の哲学を語る』

森羅万象は「縁(よ)りて起こる」のであり、相互に関係しあいながら存在している、そして人間の生命も、他の人間やすべての生命体、さらには宇宙の法則とつながっている。 【ヘイゼル・ヘンダーソン対談(主婦の友社)】

「地球革命への挑戦――持続可能な未来のための教育」

私どもの信奉する仏法でも、「目に見えるものでも、見えないものでも、遠くに住むものでも、近くに住むものでも、すでに生まれたものでも、これから生まれようと欲するものでも、一切の生きとし生けるものは、幸せであれ」(『ブッダのことば』中村元訳、岩…

「教育のための社会」目指して 21世紀と教育――私の所感

人間が人間らしくあること、本当の意味での充足感、幸福感は、“結びつき”を通 してしか得られない――ここに、仏法の“縁起観”が説く人間観、幸福観の核心があります。 人間と人間、人間と自然、宇宙等々、時には激しい打ち合いや矛盾、対立、葛藤を余儀なくさ…

トリブバン大学講演「人間主義の最高峰を仰ぎて 現代に生きる釈尊」

釈尊の人格を構成するもう一本の柱は「慈悲の大海」の姿であります。 慈悲の第一のメッセージは、「人類の宇宙的使命は慈悲にある」という使命論であります。釈尊にとって、まさに「宇宙は慈悲の当体」であり、自らの振る舞いは、その慈悲の体現でありました…

「平和と人間のための安全保障」

「自体顕照」というごとく、自らの本然の個性を、内から最高に開花させていく。しかも、その個性は、いたずらに他の個性とぶつかったり、他の犠牲のうえに成り立つものではない。相互の差異を慈しみながら、花園のような調和を織り成していく。そこに、仏教…

「21世紀文明と大乗仏教」ハーバード大学での記念講演

仏教では「共生」を「縁起」と説きます。「縁起」が、縁りて起こると書くように、人間界であれ自然界であれ、単独で存在しているものはなく、すべてが互いに縁となりながら現象界を形成している。 すなわち、事象のありのままの姿は、個別性というよりも関係…

ハーバード大学講演「ソフト・パワーの時代と哲学」

仏法では、人間界であれ、自然界であれ、森羅万象ことごとく、互いに“因”となり“縁”となって支え合い、関連し合っており、物事は単独で生ずるのではなく、そうした関係性のなかで生じていく、と説きます。これが“縁りて起こる”ということであり、端的にいっ…