英知

良書を読み抜き、自在の対話を

ともあれ諸君は、「良書」を求め、読み抜いていただきたい。どこへ行っても、どのような人に対しても、自在に話を展開し、深い感銘を与えるだけの力を培っていただきたい。青春時代の今やっておかなければ、必ず悔いを残すことになる。ゆえに私は、若き諸君…

「知の戦国時代」を勝ち抜け

さて、今日も少々スピーチをさせていただき、大切な集いの意義を刻んでおきたい。 諸君は若い。今、頭脳に刻み、覚えたことは、生涯の血肉となり、生きた知識となる。 しかも時代は、「知の戦国時代」の様相をますます深めつつある。知力なき人に勝利はない…

頭に刻め生命に刻め

「私は、生きた学問を教えたいのだ」というのが、開講にあたっての戸田の言葉であった。 戸田は、授業中、ノートをとることを許さなかった。彼は、こんな話をした。 ――ある蘭学者が、長崎でオランダ医学を学んだ。すべて書き取っていたため、筆記帳は行李い…