新銀行東京:融資口利きの都議ら、8社から献金164万円

 東京都が出資して設立した新銀行東京(新宿区)に対し、都議らが融資の口利きをした企から政治献金を受けていた問題で、07年にも衆院議員や都議ら計7人が代表を務める政党支部や後援会が、融資の相談を受けた計8社から計164万円の献金を受け取っていたことが分かった。うち5社は融資が実行されたことも判明。いずれの議員も「見返り」ではないと説明しているが、新銀行への政治的介入の実態解明を求めるが上がっている。
 都選挙管理委員会が17日公表した07年分の政治資金収支報告書や関係者の証言などによると、献金を受けたのは▽自民党衆院議員1人、前都議の区長1人、都議3人▽民主党の都議1人▽公明党の都議1人。計8社から3万〜52万円の献金を受けた。うち自民党衆院議員と都議2人は04〜06年にも、同じ企から33万〜132万円の献金を受けた。
 07年に都内の不動産管理会社から計52万円の献金を受けた自民党都議は、新銀行側に同社が受けている融資の条件を緩和するよう口利きしたことを認めたうえで、「お金を借りようとしている人から見返りをもらうなんて論外。労をしている人に政治家として精いっぱいのことをしたまで」と献金との関連を否定している。
 前自民党都議の区長は07年5、融資の相談を受けた電機関連会社から、自ら代表を務める党支部に3万円の献金を受けた。同社は融資を受けたが、区長は「通常の都政相談の一つとして窓口を紹介しただけ」と説明。同4公明党都議が代表を務める党支部に20万円を献金した都内の飲食者は「相談はしたが融資は受けられなかった。公明党を支持しており、献金は陣中見舞い。融資と関係ない」と話している。
 新銀行東京総合企画部は「どこからの融資の紹介でも厳正な審査をしている。政治献金問題は了知していない」とコメント。岩井奉信・日本大教授(政治学)は「不正かどうかは別にして、こうした献金は口利きとのつながりを連せざるを得ない。新銀行東京の経営危機にこうした政治的介入も寄与したとすれば、事実関係を解明すべきだ」と指摘している。


毎日新聞 2008-09-17】

公明党:太田代表が無投票再選

 公明党は16日、党代表選を告示し、太田昭宏代表(62)だけが立候補を届け出たため、太田氏の無投票再選が決まった。23日の党大会で正式に承認される。太田氏は再選確定後の記者会見で「近々にも予される衆院選に勝利することが、私に課せられた責務だ」と決を示した。
 代表任期は10年9までの2年間。太田氏は会見で、代表1期目について「自公の関係は成熟し、ものを言い合える関係になった」と連立与党体制を評価。そのうえで「わが党が主張し、国民生活を基軸にした運営をすることが大事だ」と述べ、連立体制の中で一定の緊張関係を保つ必要を強調した。民主党小沢一郎代表が次期衆院選で、太田氏の選挙区である東京12区に転出するとの見方が浮上していることについて、太田氏は「いかなる状況であろうと衆院選に勝つ」と答えるにとどめた。


毎日新聞 2008-09-17】


 党代表が選挙によって決められていないのは、公明党共産党だけである。無党派層の支持を広く集められない理由は、組織型政党に非民主的な臭いをじているせいであろう。更なる問題は、こうした点について我々学会員が何の疑問も抱いていない事実である。「余計なことは考えるな。動け。もっと。汗を流せ。お前ならできる」――まるで、ビリーズ・ブート・キャンプ


 97日に放映された「サンデー・プロジェクト」(テレビ日系列)で象徴的な発言があった。「あなたは代表だから、監督でしょう」という田原総一郎に対し、太田代表は一瞬言葉に詰まったあと「私は監督ではなくプレーヤーの一人、現場に立ってますから」と答えた。期せずして本音がポロリとこぼれ落ちた印象を受けた。


 公明党の代表選を実(じつ)のあるものとするためには、公明党の議員を選挙によって決めるしかない。そうでなければ、いつまで経っても学会人事の延長と見られてしまう。国民が納得できる方向へ、勇気を持って舵を切るべきだ。