後輩の十回忌


 今日は、同志の10回忌。もう、9年も経つ。まだ、生きてるような覚がある。前に置かれた写真は、いつも笑ったままだ。


 そういや、見合いの時に、公務員のクセして「将来は漫画家になりたい」なあんて言って、駄目になったことがあったっけ(笑)。


 本部の拠点として使わせてもらっていたのは、もう12年も前になるんだね。つい、この間みたいにえるよ。


 私よりも、四つ年上だったけど、いつも怒鳴ってばかりで、ゴメンね。でもさ、謝を忘れたことはなかったよ。


 古谷さんが、私の後の本部長になって、「200万結集の地区大会」の時(1995年)、242%の結集を勝ち取って、総区一位に輝いたよね。さすがの私でも出来なかった見事な結果だったわね。


「本部の部長会なんだけど、私の話って長くない?」と訊ねたら、「本部長は、いつも楽しそうに話しているから大丈夫」って激励してくれたよね。


 元ちゃんと1に見舞いに行った時のことは覚えてる? 元ちゃんが怒鳴りまくってたよね。古谷さんは、脳腫瘍に冒されて、薄れゆく識の中で、「うん、うん。そうだね」と言ってたよね。元ちゃんはさ、古谷さんが死んだ時、「言いたいことを言っておいてよかった。後悔しなくて済んだから」って語ってたよ。


 今日さ、ブロックの唱題会で、古谷さんのことを皆に話しておいたよ。


 嗚呼、二二十二日――。毎年毎年、私は涙と共にこの日を迎える。そして、新たな決に奮い立つ!