Oさん逝く


 昨日、午前2時30分、Oさん逝く。享年、76歳。気骨の人。奇しくも同じ先輩から訓練を受けていた。広布第一章、第二章を戦い抜いたリーダーで、信の筋目に厳しかった。笑みをたたえた顔が、勝利を雄弁に物語っていた。Kさんに、会わせることがかなわなかったことだけが無。数年前から癌と闘うも、「絶対に癌では死なない」と断言。「死ぬ時は他の病気」と言い切った。謂(いわ)れなき誤解によって、しみ抜いた経験もあった。第一線から退いた時期もあった。しかし、信だけは一歩も退(ひ)かなかった。病室に集まった子や孫の手を次々と握り、「今まで、ありがとう」と礼を述べ、長男に遺書を書かせてから、眠るように亡くなったという。見事な人生の完結という他ない。


 親子ほども年が離れていながら、私にだけは何でも語ってくれた。10年前の組織と幹部に、どんな仕打ちをされたかも聞いた。いまだに、この誤解は根強く残っていて、デマを鵜呑みにしている幹部も多い。私は、どんなことがあろうとも、この方の仇討ちをするつもりだ。