本尊供養御書

 須弥山に近づく鳥は金色となるなり(1536頁)


 類似した御文も挙げておこう。

  • 衆鳥須弥山に近ずきて同色となるがごとく(1290頁)
  • 衆鳥の須弥山に近ずきて一色なるがごとし(1319頁)
  • 須弥山に近づく衆色は皆金色なり(1405頁)

 対告衆(たいごうしゅ)である南条平七郎は詳細が不明。南条家の人物と推測されている。御本尊を授与されていることから、ひとかどの信徒であったことは確かだ。冒頭に「法華経御本尊供養」とある通り、供養に対する返礼のお手紙。


 須弥山とは「崇高なるもの」の謂いか。御本尊とも、妙法とも、日蓮大聖人ともいえる。大切なことは「近づく」こと。男子部で御本尊から遠ざかっている者はいないか?(笑)


「善き人に親近せよ、善きに触れよ」とも読める。

 悦しきかな汝蘭室の友に交りて麻畝の性と成る(31頁)


 人生は“誰と出会うか”で決まる。我々は偉大なる師匠と巡り会うことができた。あとは、善き先輩、善き友と交わりながら、「師に近づく闘争」をすればよい。交友を選べ。悪い人物と付き合えば、必ず自分も黒くなってゆくからだ。