東京地検 vs. 公明党

 とくに怪しいのが『週刊日』だ。
「(新銀行東京の)内部データによれば、600件超ある“口利き”案件のうち、公明党関係者による件数は200件を超えている。実に3件に1件の割合なのだ」(『週刊日』前掲記事 p.150 )などと、いかにも公明党が諸悪の根源のように書いているが、単純な引き算でわかるとおり、公明党以外の政治家が斡旋した口利き融資案件は約400件もあるのだ。もしそのうち300件が自民党関係者によるものなら、最大の悪党は自民党ということになるではないか。


 ところが、どういうわけか、両記事ともに自民党政治家の「口利き」の違法や摘発の可能には一切ふれていない。
 両記事の担当記者が自分の足で歩きまわって新銀行東京の問題を調べた結果、たまたま偶然、公明党関係者に限っては、具体的に贈収賄政治資金規正法違反で摘発されそうな案件ばかりがみつかり、自民党関係者の摘発されそうな案件は1つもみつからなかった、ということか……そんな偶然があるわけはない。上記の2つの記事は、それぞれの担当記者の取材の成果ではなく、単に東京地検特捜部の「捜査の方針」を告げているだけではないのか。


週刊アカシックレコード 2008-09-08


 佐々木敏というのは、像力を駆使して「絵を描く」のが巧みな人物である。つまり、情報の確度は“デフォルメされた似顔絵”程度と考えるべきだ。ジャーナリストでないことは確かだ。