可延定業書

 夫れ病に二あり一には軽病二には重病・重病すら善医に値うて急に対治すれば命猶存す何に況や軽病をや、に二あり一には定二には不定、定すら能く能く懺悔すれば必ず消滅す何に況や不定をや(985頁)

「病」と「」を対比させているのは、近因と本因を示したものか。そう考えると、定=先天的な病気、不定=後天的な病気とも考えることが可能だ。更に発展させると、定=遺伝的要因、不定=環境的要因としてもいいようにう。ただし、御書本文では不軽菩薩が「法華経を行じて定をのべ給いき」と書かれていることから、寿命を指していることが明らかである。