斧の刃

 そのとき君は斧の刃に
 もたれていた
 あるいはこういっても
 いいだろう 斧が
 君の背にもたれていたと
 斧の刃にこそふさわしい
 盾のようなその背を
 斧よりほかの だれが
 そのように愛しただろうか(「コーカサスの商業」)


【『内なるシベリア抑留体験 石原吉郎・鹿野武一・菅季治の戦後史』多田茂治〈ただ・しげはる〉(社会思想社1994年/文元社、2004年)※社会思想社版は「シベリヤ」となっている】


 私がこよなく愛する詩のひとつ。謳(うた)われたのは鹿野武一だろう。私は鹿野ように生きたい。本日、ブログ開始から9年目を迎えた。


内なるシベリア抑留体験 石原吉郎・鹿野武一・菅季治の戦後史


内なるシベリヤ抑留体験 石原吉郎・鹿野武一・菅季治の戦後史