アインシュタインの単純な観察

 アインシュタインの業績はたいていどれもそうなのだが、一般相対性理論は難しく、巧みなものだった。しかしそれは非常に単純な観察に基づいていた。その観察は実際非常に基本的なことだったので、だれでも考えつくことができたはずだった。だがだれも考えつかなかった。
 とても単純な思考実験から非常に意味深い結論を導き出すのかアインシュタインのスタイルだった(個人的には、私は何にもましてこの方法を賞賛している)。


【『ブラックホール戦争 スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い』レオナルド・サスキンド:林田陽子訳(日経BP社、2009年)】


 悟りもまた同様であろう。


ブラックホール戦争 スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い